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「オンライン診療が『従』とは言えなくなる」規制改革推進会議議長

レポート 2020年4月13日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府の規制改革推進会議議長の小林喜光・三菱ケミカルホールディングス取締役会長は4月13日の第4回会議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応として緩和された電話や情報通信機器を利用した初・再診(以下、オンライン診療)について、今回の緩和がトリガーとなり、「ドクターも相当動き出すのではないか」「必ずしも対面診療が主、オンライン診療が従とは言えなくなるのではないか」などと述べ、オンライン診療の進展に期待を込めた。 第4回会議では、各ワーキング・グループの進捗状況の報告を受けたほか、「デジタル時代の規制の在り方 規制・制度の見直しの切り口(案)」について議論。規制改革推進会議が決定したオンライン診療の緩和は、4月10日から可能になった(『電話等初診「受診歴なし」でも可能に、初診料は214点』を参照)。 小林議長は、「欧米では(オンライン診療が)もっと早くから導入されている。日本でも、もっと早くから導入させていれば、慌てる必要はなかった。日本のデジタル対応は間違いなく遅れており、早急に進める必要があると考えている」と指摘。その上で、COVID-19の流行について、「一定...