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NYの中核病院、心臓外科医が新型コロナICU担当に-杉浦唯久・Montefiore Medical Center心臓外科医に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年4月16日 (木)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

4月16日時点で感染者数21万4454人(Johns Hopkins大学)に達した米国ニューヨーク州。ニューヨーク市ブロンクス地区の中核病院Montefiore Medical Centerで心臓外科医として働く杉浦唯久氏に、現地の様子を伺った(2020年4月15日(日本時間)にインタビュー、全2回の連載)。 ――杉浦先生には4月2日のレポートでは『「たった2週間で野戦病院と化した」ニューヨークの現状』と伝えていただきましたが、現在はどのような状況でしょうか。 この1、2日で、ようやくピークが見えてきたようです。入院者数、重症患者数がマイナスになってきました。病院スタッフについて言えば、このパニックにも慣れてきたようです。 杉浦唯久氏 ――先生は心臓外科医としてご活躍されていますが、現在はどのような勤務体系なのかをお聞かせください。 私の病院(Montefiore Medical Center)は大学(アルバートアインシュタイン医科大学)附属病院で、2つのメインホスピタルがあり、合わせて約1150床ですが、800人以上の新型コロナウイルス陽性の患者が入院しています。3月16日の週から緊...