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NYの感染者増「ものすごい勢いで検査機器、キットを増やした」-杉浦唯久氏(Montefiore Medical Center心臓外科医)に聞く◆Vol.2

インタビュー 2020年4月17日 (金)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

4月16日時点で感染者数21万4454人(Johns Hopkins大学)に達した米国ニューヨーク州。ニューヨーク市ブロンクス地区の中核病院Montefiore Medical Centerで心臓外科医として働く杉浦唯久氏に、現地の様子を伺った(2020年4月15日(日本時間)にインタビュー、全2回の連載)。 一回目はこちら⇒NYの中核病院、心臓外科医が新型コロナICU担当に-杉浦唯久・Montefiore Medical Center心臓外科医に聞く◆Vol.1 ――日本では院内感染が問題になっています。感染対策はいかがでしょうか。 医療従事者の感染も問題になっており、当院の医師で亡くなられた方もいます。ただ、完全防備でやっているのと、熱が出た人はすぐに自宅待機にしているので、当院のスタッフがバタバタ倒れているということはないです。 当院は1150床で、さらにベッドも増やしていますが、800人以上の新型コロナウイルス感染症の患者さんが入院していて、既にゾーニングという感じではないです。我々のICUも、そうではないところから急造したので、完全個室ではなくて、仕切りがカーテンだけだったり...