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外来患者数83.4%が「減少」、COVID-19影響で◆Vol.1

医師調査 2020年4月18日 (土)  岩崎雅子(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、政府が改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出、一部地域では一般病院での患者受け入れも進み始めている。COVID-19拡大に伴う診療への影響についてm3.com医師会員に4月10日から15日にかけて調査を実施、3729人から回答があった。外来患者数の変化について、計83.4%が「大幅に減少」もしくは「減少」と回答。「減少」と答えた比率が最も高かった感染症指定医療機関の市中病院では88.8%に上り、患者の減少が浮き彫りとなった。業務量に関しては計44.8%が「大幅に減少」もしくは「減少」と回答したが、19.8%は「大幅に増加」もしくは「増加」と答えた。 診療体制を尋ねると、「通常通り」と回答したのは85.4%。現在縮小中もしくは今までに縮小したのは計11.0%で、拡大したのは計0.9%だった。最も診療体制に変化が見られたのは大学病院で、感染症指定医療機関の大学病院では計23.8%、それ以外では計25.7%が現在縮小中、もしくは今までに縮小していた。「その他」では「緊急事態宣言が出た都道府県からの受診者を...