緊急事態宣言「遅すぎる」が7割
レポート
2020年4月16日 (木)
小川洋輔(m3.com編集部)
安倍晋三首相は4月7日、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に緊急事態宣言を発出した。その評価について尋ねたところ、7割程度の医師が「時期が遅い」「対象地域が狭い」と答え、政府に対する不信感が浮き彫りとなった。多くの医師が事業を継続することができると答える一方、人材の確保や物資不足を訴える声が多数上がった。 Q 安倍首相が4月7日に緊急事態宣言を発出したことをどう評価しますか。 職種を問わず「遅すぎる」という声が多数を占め、全体の73.7%に達した。「妥当」との評価は24.3%にとどまり、「早すぎる」「出すべきではない」という声はほとんどなかった。 安倍首相は私権制限への配慮などの必要性を強調しているが、医療従事者の多くは対応が遅いと感じたようだ。 Q 4月9日現在、対象地域が東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7都府県となっていることをどう評価しますか。 Q 緊急事態宣言の対象区域に加えるべき都道府県はありますか。(任意) 最初の対象が7都府県となったことについては、「狭すぎる」という声が65.5%を占めた。 追加するべき都道府県を任意で聞いたところ、愛...
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