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「37.5度以上の発熱患者」にどう対応?- 目々澤肇・東京都医師会理事に聞く

インタビュー 2020年4月16日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

電話や情報通信機器を活用した初・再診が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応で規制緩和された(『電話等初診「受診歴なし」でも可能に、初診料は214点』を参照)。感染拡大に備え、積極的にオンライン診療(電話による音声のみではなく、動画を活用した診療)を推進する自治体の一つが東京都。4月15日、2020年度4月補正予算案で、「オンライン医療相談・診療等環境整備補助事業」として8000万円を計上した(『コロナ対応医師らの宿泊費支援に6億円、東京都』を参照)。パソコン、タブレット端末、カメラ、マイク、ヘッドセット、ルーター等を導入した場合に、1施設当たり40万円を上限に補助する。 東京都医師会はそれに合わせ、「オンライン診療の利用方法に関する意見」を公表した( PDF:104KB)。取りまとめに当たった都医師会理事の目々澤肇氏にお聞きした(2020年4月15日にインタビュー)。 ――今回の「オンライン診療の利用方法に関する意見」では、「電話による音声情報のみよりは、オンライン診療の仕組みを利用した画像を介することによって、患者の状態把握がより明瞭となり、医師が顔を見せることによって...