東京都で201人の感染を確認「闘い始まったばかり」

東京都の小池百合子知事は4月17日の定例記者会見で、都内での新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の新たな感染者が初めて1日200人を超え、201人となったと発表した。小池氏は「200人など超えてほしくないという思いでしたが、ついに超えてしまった」と述べ、「非常にひっ迫した状況が続いていることに変わりはない。医療崩壊を招かないように色々な感染防止策を実践していきたい」と危機感を示した。 小池氏は都内の救急搬送について、「（COVID-19が）疑われる症状の患者で、搬送先の選定に1時間以上かかることが問題となっており、日によっては10件以上ある」と深刻な状況を説明。東京都は搬送先の選定が難しい場合に患者の受け入れ調整を行う地域救急医療センターを設置し、受け入れコーディネーターを配置して搬送時間を短縮してきた実績があるが、COVID-19の対応には追い付いていないという。 これに対し小池氏は、「東京消防庁と福祉保健局で、病院の空床を共有するなど連携して病院の選定に取り組んでおり、都立・公社病院を中心に、できるだけ早く適切な医療につなげるよう努める」とコメント。「コロナウイルス医療アド...