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入院料を2倍に、ECMO等が必要な新型コロナ患者対象

レポート 2020年4月17日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は4月17日、持ち回りで開催し、ECMOや人工呼吸器による管理等が必要で人手がかかる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者が、ICU等に入院した場合の診療報酬を現行の2倍の点数とし、最大35日まで算定可能とすることを了承した。COVID-19患者の受け入れには感染リスクを伴うため、中等症以上の患者を受け入れた場合の加算も設定。 最も点数が高い特定集中治療室管理料1では、1日当たり(入院から7日以内)1万4211点から2万8422点への引き上げとなり、1000点の加算算定も可能になる。 4月18日に事務連絡を発出予定で、通常とは異なり、月の途中からの算定も可能とする。算定に必要な事務手続きも簡素化するなど、COVID-19患者の受け入れに備えた手厚い対応を行う(資料は、厚生労働省のホームページ)。 中医協総会は4月8日に、一般病棟での救急医療管理加算を14日間まで算定するなどの措置を行った(『新型コロナ疑い患者の外来診療で院内トリアージ実施料、中医協』を参照)。今回の対応により、外来および入院での軽症から中等症、重症患者...