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約3割が自分や周囲で「偏見や差別」感じる

レポート 2020年4月26日 (日)  岩崎雅子(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応に当たる医療従事者やその家族への偏見や差別が問題となる中、医師やその家族への偏見、差別の有無について調査した結果、m3.com会員全体の6.3%が「自分が偏見や差別を受けた」と回答。約3割の会員が自分自身もしくは周囲で偏見や差別を感じていた。一方で、「自分も受けていないし、話も聞いていない」と答えたのは72.7%。COVID-19の感染がまだ広がっていない地域もあることから、差別・偏見を経験、あるいは感じている医療者は多数派ではないものの、「家を出てくれ、と大家に言われた人がいた」、「医療従事者の子供は登園しないでほしい、との方針が出た」など、さまざまな訴えが寄せられた。 「家族が偏見や差別を受けた」は、「自分が偏見や差別を受けた」よりも回答率が低かったものの、m3.com会員全体の3.9%が選択。「同僚など周囲の医療従事者から偏見や差別を受けたという話を聞いた」は20.3%に上った。「自分自身が偏見や差別を受けた」と答えた割合が最も高かったのは看護師の12.2%。 Qご自身や周辺の方が、COVID-19に関して偏見や差別を受けた経験が...