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なぜ専門家会議メンバーはTwitterで情報発信をするのか

レポート 2020年4月20日 (月)  岩崎雅子(m3.com編集部)

LIVE配信で4月18日に開かれた第94回日本感染症学会学術講演会特別シンポジウム「COVID-19シンポジウム─私たちの経験と英知を結集して─」で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーである東京大学医科学研究所教授の武藤香織氏が、「専門家の説明責任と市民の行動変容」と題して講演。日本における専門家会議の位置づけの問題点や、武藤氏の専門のELSI(倫理的法的社会的課題)から見た現状の課題点、一般メディアでの情報伝達が困難な層に向けたTwitter等を利用した情報発信の取り組みについて説明した。 第94回日本感染症学会学術講演会特別シンポジウムで講演する武藤香織氏 武藤氏は冒頭、専門家会議の位置づけについて、「新型コロナウイルス感染症対策本部の下、対策について医学的な見地から助言等を行う組織として設置されているが、それ以上の詳しい役割や目的の説明はない」と説明。 類似組織であるイギリスのScientific Advisory Group for Emergencies(SAGE)の役割が、「内閣府ブリーフィングルームで意思決定ができるように、時機を得て(タイムリー)、調整され...