「新型コロナ対応PICUやNICU の点数も2倍に」、日医が要望

日本医師会常任理事の松本吉郎氏は4月22日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対応で、PICUやNICUの診療報酬についても、ICU等と同様に手厚い評価を要望していく方針を示した。「小児の新型コロナウイルス感染症の患者や重症例は少ないと言われているが、4月17日付の厚生労働省の発表によると10歳未満の患者は147人。うち重症化した患者もいる」と述べ、評価の必要性を強調した。 4月17日の中医協総会で決定したCOVID-19の中等症、重症患者に関するICU等の引き上げについては、中医協委員を務める松本常任理事は、「危険手当的な対応は評価できる」と前向きに受け止めた（厚生労働省の事務連絡は4月18日に発出。『入院料を2倍に、ECMO等が必要な新型コロナ患者対象』を参照）。 日本医師会常任理事の松本吉郎氏。 「中医協では3点の特例的対応を議論した」と松本常任理事は説明。 第一は、ECMOや人工呼吸器など、重症のCOVID-19患者に係る評価。特定集中治療室管理料等の入院料が2倍になったほか、算定上限を延長。ECMOを使用した場合、現行の14日から約2.5倍の35日に...