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兵庫県、COVID-19臨時外来支援に2億1000万円

レポート 2020年4月23日 (木)  南文枝(m3.com契約ライター)

兵庫県は4月20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に向けた総額3905億2200万円の一般会計補正予算案を発表した。COVID-19の拡大に備えて、臨時外来の設置や院内感染対策の強化を行う医療機関に対し、陰圧テントや防護服の整備、スタッフの研修などを支援する費用として2億1000万円を計上するなど、医療体制の強化や経済対策に重点を置いた。24日に開かれる臨時県議会に提案する。 今回の補正予算案は、国の緊急事態宣言を踏まえた緊急経済対策として編成。国の交付金などを最大限に活用し、補正予算としては、阪神・淡路大震災時を除くと最大規模となった。(1)感染拡大防止対策の強化と医療・検査体制の充実、(2)地域産業・県民生活への支援、(3)収束後の経済対策――を柱としている。井戸敏三知事は20日に開いた記者会見で、「特に医療・検査体制を強化し、医療の崩壊をしっかり防いでいきたい」と述べた。 臨時外来の設置は、地域の一般的な医療機関でも患者を診る必要が出てくるまん延期を想定し、臨時外来を設置する医療機関に陰圧テント、待合室のゾーニングなどを行う診療所にはクリーンパーテーシ...