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国内初の「ウォークスルー方式」検査場が横須賀に◆Vol.1

レポート 2020年4月25日 (土)  岩崎雅子(m3.com編集部)

神奈川県横須賀市は4月24日から、横須賀市救急医療センターの駐車場にPCR検査の集合検査場を県内で初めて設置し、全国初のボックス型の検査ブースを使用した「ウォークスルー方式」を採用した検査を開始した。県内で最速の検査場立ち上げを受け、上地克明市長は「市と医師会と病院協会、三者ががっちりスクラムを組んだ結果。感染拡大を抑えるプロセスの第一弾」との自信を示す。ウォークスルー方式の検査可能件数はどの程度なのか。また、人員や費用の確保はどのように行ったのか。検査場の様子と立ち上げの背景について、市や市医師会に取材した(2020年4月23日に取材。全2回の連載)。 三浦半島病院会会長の長堀薫氏と横須賀市の上地克明市長、横須賀市医師会会長の遠藤千洋氏(左から) 横須賀市は4月24日の「横須賀PCRセンター」開設を前に、同23日に報道陣に内部を公開。上地市長は「病院やクリニックに検査に訪れる人がいて負担だと聞いており、(検査場が)一本にまとまることは、医療従事者のリスクを抑える上で非常に有意義」と述べ、「最前線で闘っていらっしゃる医療従事者が一番大切で、いかにお手伝いできるかということでやってきた」...