【中国レポート】「私の子孫には13世代にわたって医学を学ばせない」

※m3.com編集部から エムスリーのグループ会社が中国で運営する医療者向け情報サイト「医脈通」に掲載された、医師である「白衣仁心」氏の投稿を転載します。記事は3月31日付の掲載です。（文：白衣仁心、翻訳：児玉貴光） 国内のCOVID-19アウトブレイクは効果的な抑え込みがなされ、病院は整然と通常の医療提供を再開し、医師も本来の業務に復帰してきている。“曽経滄海難為水（海を見たことがあれば、もう他の水を見ることはできない）”。ポストアウトブレイク期がやってきました。COVID-19の予防と治療を経験した医師は、どのような新しい自分に出会うのでしょうか？ 私が大胆な予想をお伝えいたします……。 １.“どこから来て、どこへ行くのか” 3月17日以降、医療支援チームが湖北省から帰還を開始した。帰還後の彼らはどこに行っても活動内容について話をすることで、英雄として歓待された。都市部や農村部に限らず彼らの巨大な写真が掲げられ、動画が流れています。 予想通り、14日間の観察期間を経て、彼らの多くは記念式典に出席したり、活動報告会で表彰されたりした人もいます。この後、何人かは全国人民代表大会（全人代...