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楽天の検査キット、医師の78.4%「不適切」

レポート 2020年5月4日 (月)  小川洋輔(m3.com編集部)

楽天が法人向けに販売を始めたPCR検査キット。自分で検体を採取する簡易的な仕組みで、楽天は「医療的診断ではない」としているが、日本医師会などからは懸念の声が上がっている。m3.com会員への調査の結果、医師の42.0%は販売自体が不適切、36.4%はキットによる検査結果を出勤の可否の判断材料にするのは不適切と回答し、計78.4%に上った。医療従事者以外が検体を採取することによる偽陰性を懸念する声が多かった。 Q 自分で検体を採取する検査キットの販売についてどのように考えますか。 開業医の45.5%、勤務医の41.0%が販売自体を不適切と回答し、いずれも最多だった。使う分には構わないが出勤の可否の判断材料にするのは不適切との回答も開業医の35.4%、勤務医の36.6%を占め、今回の検査キットに対する懸念の声が多かった。 ただ、PCR検査の件数が伸び悩む中、キットの販売に理解を示す医師も18.9%いた。 Q PCR検査の件数が伸び悩む中、簡単に検査をする手段に注目が集まる現状について、意見があればお寄せください。(任意) ◆混乱招く、無責任…楽天に批判 偽陰性が多発するだろう。【勤務医】 ...