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都内初のドライブスルー方式のPCR検査、江戸川区で

レポート 2020年4月30日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京都医師会では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査体制拡充に向け、都内の47地区ごとに検査センターを設置すべく準備を進めている(『都医、地区ごと「PCRセンター」設置へ』を参照)。その中で、いち早く4月22日に「江戸川区PCR検査センター」を立ち上げたのが、同区医師会だ。都内初のドライブスルー方式で、PCR検査用の検体採取を行う。当初は運営面での安全性を重視し、週2回(原則、水、木曜日)、1日当たり10人の検査を予定。受付は4月27日から開始した。運営に慣れれば、今後は徐々に拡大する方針だ。 「江戸川区PCR検査センター」に紹介できるのは、区内の医療機関だが、主に診療所からの依頼を想定。江戸川区医師会理事の布上孝志氏は、「会員からは、『診療所からの依頼では、症例定義に合致しない限り、帰国者・接触者外来でPCR検査をしてもらえない』という声が上がっていた。まずは自宅療養で様子を診るにしても、患者が新型コロナウイルス感染症なのかどうか、PCR検査をしないことには、道筋が立てられない。今後は、比較的軽症であるものの、新型コロナウイルス感染症を否定できない事例などは、セ...