1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 緊急事態宣言の延長「今までよりも厳しく制限を」都医師会

緊急事態宣言の延長「今までよりも厳しく制限を」都医師会

レポート 2020年5月1日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都医師会の尾崎治夫会長は4月30日の記者会見で、5月6日が期限となる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)での緊急事態宣言について、「全国レベルで延長されることを私は信じて疑わない」と述べた上で、延長期間中は「今までよりも厳しく、人の流れを制限する必要がある」としてさらなる自粛を求めた。猪口正孝副会長は都立・公社病院を「新型コロナ専用病院」にすべきとの考えを示した。 耳の不自由な人に配慮するとして、記者席から距離を取り、会見はマスクを外して行われた 緊急事態宣言の延長「行くところがなくなるところまで」 尾崎会長は対策の基本は感染者数の増加をなだらかにすることで、「余裕を持って医療提供体制を準備することにある」とし、「感染者が増えなければPCR検査も治療薬も必要ない」と強調。現状では「人と人の接触削減」が6割5分程度に留まり目標の8割に達していないとし、「延長することになったら、今営業している店、施設、できれば全て閉鎖して、行くところがなくなるところまでやっていただきたい」と訴えた。同時に「しっかり安心して休んでいただく仕組みを作る」ことを政府に求めた。宣言解除の基準についても...