電話・オンライン診療、1万1739施設で実施

厚生労働大臣の加藤勝信氏は5月1日の閣議後記者会見で、4月30日現在、スマートフォンなどを活用したオンラインや電話による診療に対応している医療機関が全国で1万1739施設に上り、うち4904施設は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大を受けて解禁された電話・オンラインによる初診にも対応していると発表した。厚労省は4月24日から都道府県別に実施医療機関の一覧を公表している（一覧は厚労省のホームページ）。 記者会見する加藤厚労相 政府はCOVID-19拡大を受けて、収束するまでの時限措置として、初診でも電話・オンライン診療を可能としている。 加藤厚労相は「毎日、（実施機関一覧への）登録は増えている。診療所・病院等は約11万機関あるから、1割以上でそうした対応を取っていただいているということだ」と説明。「引き続き、電話やオンラインによる診療の活用も図っていただき、必要な医療が適切に受けていただける環境の整備に取り組みたい」と、利用拡大に意欲を示した。 医療従事者への感謝ポスター作成 記者会見では、医療従事者への感謝を示すポスターもお披露目された。「感染症と闘ってくれている医療関係...