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在宅高齢者「酸素飽和度が重要な指標」 - 英裕雄・新宿ヒロクリニック院長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年5月23日 (土)  小川洋輔(m3.com編集部)

新宿・大久保で、外来や訪問診療、緊急往診を担ってきた「新宿ヒロクリニック」(東京都新宿区)。高齢者を中心に、外来・在宅を合わせ約3000人もの患者を抱える同クリニックが4月13日、外来休診を掲げ、在宅も制限した。 院長の英裕雄氏がm3.com編集部の取材に応じ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う緊急事態宣言下での高齢者医療の在り方や経営への懸念について語った(2020年4月20日にオンラインでインタビュー。全2回の連載)。 在宅患者を約900人、外来患者を約2000人抱える新宿ヒロクリニック。医師や看護師、理学療法士、作業療法士、事務職員、運転手ら計約150人のスタッフで、訪問リハビリテーションやデイケアにも対応し、高齢化が進む地域を支えてきた。一方、患者の多くが高齢者でCOVID-19の重症化リスクが高いため、英氏はCOVID-19禍を嵐に例え、その恐ろしさを強調する。 例えて言うと、今の東京は新型コロナの嵐が吹きすさんでいる状況で、患者が外に出ることも危険、我々が患者宅へ行くことも危険だと思っています。我々の最大の目標は、患者からもスタッフからも犠牲者を一人も...