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4月の経営ダメージ「数千万円」 - 英裕雄・新宿ヒロクリニック院長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2020年5月30日 (土)  小川洋輔(m3.com編集部)

高齢者を中心に外来・在宅合わせて約3000人の患者を診ている新宿ヒロクリニックでは、COVID-19への対応のため、スタッフ約150人をA,B,Cの3チームに分けた。 A=従来の診療を担当 B=電話対応を担当 C=発熱などの症状がある患者を担当 Aチームは往診だけではなく、外来で点滴や注射、レントゲン撮影など必要最少限の外来に対応します。Bチームは看護師や事務職員、理学療法士、作業療法士らが所属し、テレワークをしています。一時は医師も配属していました。 Cチームを作った理由は、いろんなスタッフが発熱者に対応するのは効率的ではないし、何よりも安全が確保できないからです。褥瘡や誤嚥性肺炎、がんなど、いろいろなことに起因する発熱があります。発熱があり、COVID-19の疑いがあるからといって、対応しないわけにはいきません。 発熱のある患者はBチームが電話問診によってトリアージをして、リスクが低ければAチーム、高ければCチームに振り分けます。Bチームから直接、帰国者・接触者外来に紹介することもあります。 人数はAチームが一番多く、Bチームは常時10人くらい。Cチームは私と看護師、コーディネータ...