1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 加藤厚労相「『37.5℃以上』は相談・診療受ける基準でない、誤解だ」

加藤厚労相「『37.5℃以上』は相談・診療受ける基準でない、誤解だ」

レポート 2020年5月8日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

加藤勝信厚生労働大臣は5月8日の記者会見で、「相談・受診の目安」としてきた「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)」、「強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある」について、早ければ今日にも改定版を公表する考えを示した。「相談する側の目安で4日以上、平熱以上が続く場合は必ず相談するようにと申し上げてきたが、相談や診療を受ける側の基準の様に思われてきた。われわれから見れば誤解だ」と述べ、症状を聞き取るなどして対応するよう強調した。 PCR検査の陽性率が正確に把握できていないのではないかとの質問に対しては、都道府県に管内をまとめて日々報告するよう要請しているが、実態としては多忙などの事情で逐一上がってきてはいないとして、「即時性や、あとから修正されるという課題を抱えていることは認識している」と述べた。...