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茨城県、COVID-19で独自基準「ウイルスとの共生を検討」

レポート 2020年5月8日 (金)  荒尾貴正(m3.com契約ライター)

茨城県の大井川和彦知事は5月7日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う外出自粛や休業要請に関する県独自の判断指標を策定したと発表した。「ウイルスとの共生を検討」として、「新型コロナとの闘いは長期戦。感染を抑制しながら段階的に社会経済活動を再開させるには明確な指針が必要」と述べた。また、県医療統括監の安田貢氏(水戸医療センター救命救急センター長)がこれまでの活動と今後の体制を説明した(資料は、茨城県のホームページ)。 大井川知事は「新型コロナウイルス感染症との闘いは長期戦。「まん延防止」及び「医療提供体制の維持」に配慮した上で、感染可能性を可能な限り抑制しながら、段階的に社会経済活動・学校を再開させる明確な指針がなければ、社会・経済機能が破綻しかねない」とした上で、「ウイルスとの共生を検討」していく考えを示した。 判断指標は次の6つ。(1)重症病床稼働率、(2)病床稼働率、(3)1日当たりの陽性者数、(4)陽性者のうち濃厚接触者以外の数、(5)陽性率、(6)都内の1日当たりの経路不明陽性者数(いずれも直近1週間平均)。これらに基づき状況 をStage4~1の4段...