1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. レムデシビル、使用決めかねる医師が過半数

レムデシビル、使用決めかねる医師が過半数

レポート 2020年5月10日 (日)  岩崎雅子(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、厚生労働省は5月7日、レムデシビルを国内初のCOVID-19治療薬として承認した(『新型コロナの治療薬、レムデシビルを申請から3日で特例承認』を参照)。承認を前に、m3.com医師会員にレムデシビルの使用について質問したところ、32.8%が「使いたい」と回答。「使いたくない」は7.4%にとどまったが、「どちらとも言えない」「エビデンス不足でまだ分からない」と態度を決めかねる回答が計59.8%で過半数となった。 Q:レムデシビルをCOVID-19患者に使いたいと考えますか。 Q:レムデシビルのCOVID-19患者への使用について、考えをご自由にお書きください。【任意】 【使う、使いたい】 軽症者にはシクレソニドとファビピラビルをまず用いて、効果のない例にレムデシビルを使用したい。【開業医】 確実な治療薬がない以上少しでも効果が期待できれば使いたい。【開業医】 効きそうなものなら何でも試して救命したい。【勤務医】 COVID-19の抗ウイルス薬が開発されるまでは、重傷者に対する薬剤として、人道的見地から使用するのもやむを得ない。...