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クラスター対策班の仕事、ご紹介します - 神代和明・厚労省クラスター対策班医師に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年5月11日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

日本の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応で、中心的な役割を果たす一つが、厚生労働省のクラスター対策班。臨床、疫学などさまざまな専門家が集まり、流行状況やその対策などの分析結果を公表、専門家会議での議論のベースとなっている。 クラスター対策班は日々どんな活動をしているのか――。メンバーの一人で、京都大学医療疫学分野研究員の神代和明氏にその一端を語ってもらった。神代氏は、厚生労働省の感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの3期生。WHO(世界保健機関)での勤務経験も持つ(2020年5月2日にオンラインでインタビュー。8日に補足取材。全2回の連載)。 ※インタビュー内容は、クラスター対策班ではなく、神代氏の個人的見解。 2004 年金沢大学医学部卒業後、日本と米国において、一般内科、感染症内科、予防医学の臨床、疫学研究に従事。2016 年公衆衛生修士号取得(疫学専攻)。2017年にIDESの3期生として厚生労働省結核感染症課・検疫で働く。2018年5月より1年間、WHO(世界保健機関)本部、アフリカ領域事務所の健康危機部門で感染症アウトブレイク探知・検証・リスクアセスメ...