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COVID-19感染拡大に先んじて医療体制を強化「プロジェクトM」‐佐賀県新型コロナウイルス感染症対応医療提供体制強化本部に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年5月14日 (木)  聞き手・まとめ:田中留奈(m3.com契約ライター)

佐賀県は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のさらなる拡大を見据え、2020年4月6日に医療と行政の連携組織「プロジェクトM」(新型コロナウイルス感染症対応医療提供体制強化本部)を立ち上げた。病床機能の確保(More beds)、入院・転院の調整(Matching)、医療資源の確保と仕組みづくり(Mechanism)などを担う。これまでの成果や今後の課題、設置の経緯や実施体制について、本部長の阪本雄一郎氏(佐賀大学医学部附属病院高度救命救急センター長)、事務局長の日野稔邦氏(佐賀県文化・スポーツ交流局SAGAスポーツピラミッド推進グループ推進監)、係長の古賀脩一氏(佐賀県健康福祉部医務課医療人材政策室係長)に詳しく話を聞いた。(2020年4月29日、5月3日に電話でインタビュー、計2回連載の1回目) ――まず、佐賀県の「プロジェクトM」の概要についてお聞かせください。 日野 プロジェクトMは佐賀県内におけるCOVID-19のさらなる拡大に備え、入院・療養機能の強化や患者の入院・転院などを総合的に調整し、現行の医療提供体制を強化することをMissionとして、2020年4月6日に...