新型コロナ抗原検査キットは600点、13日から適用

中医協総会（会長：小塩隆士・一橋大学経済研究所教授）は5月13日、同日に新型コロナウイルスとして初めて薬事承認された抗原検査キット（販売名：エスプライン SARS-CoV-2）の薬価を600点とし、特例として同日から適用することを了承した。「マイコプラズマ抗原定性（免疫クロマト法）」の4回分を準用する。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の患者であることが疑われる者に対し、診断を目的として行った場合に診断の確定までの間に1回に限り算定できるが、結果が陰性であったものの、 COVID-19 以外の診断が付かない場合は、さらに1回に限り算定できる（資料は厚労省のホームページ、『新型コロナの抗原検査キット、初承認』も参照）。 同日早朝に厚生科学審議会感染症部会で決まったガイドラインも発出された。PCR検査と比較して検出に一定量以上のウイルスを必要とするため、「無症状者では排出するウイルス量が少ないことが想定され 、適切な検出性能を発揮できないため、現段階において、使用は推奨されない」などとする内容。抗原検査キットは医師がCOVID-19を疑い、必要性を認めた場合に使用。除外診断には適...