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「2カ月前は北海道も喜んでいた、第2波が来る」日医

レポート 2020年5月14日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

5月14日に一部都道府県での緊急事態宣言の解除が見込まれるのを前に、日本医師会会長の横倉義武氏は5月13日の定例記者会見で、「今回は東京を中心に、患者が急速に増加し医療崩壊に近いところまで追い込まれた。次に大きな波が来た時に飲み込まれないように、前もって準備する必要がある」と指摘した。 定例会見で話す日本医師会会長の横倉義武氏 横倉氏は、「医師が判断した時に的確に検査できる体制や地域での管理、連携体制を作る必要がある」と述べたほか、「連休明けの気のゆるみを懸念している」とし、「大きな波を作らないために、今回分かった集団感染が起きる環境を知り、個人個人が感染防護の気持ちを持ち、3つの密の環境をつくらないなど、十分努力してほしい」と国民に求めた。 また、日医副会長の中川俊男氏は、独自の緊急事態宣言で一度は抑え込みに成功しながら、解除後に感染が拡大した北海道の状況について、「3月19日に独自の緊急事態宣言を終了し、4月7日に政府が7都府県に緊急事態宣言を出した際、北海道が含まれていなかったことが要因なのではないか」と分析。 中川氏は、「3月19日直後の三連休、また、4月7日から(緊急事態宣言...