安倍首相「感染拡大を防止できるレベル」39県で解除

安倍晋三首相は5月14日、記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関わる緊急事態宣言について、関東の1都3県、関西の2府1県、北海道の8都道府県を除く39県で緊急事態宣言を解除すると表明した。 39県の緊急事態宣言解除を会見で表明する安倍晋三首相 解除の判断は、（1）感染状況、（2）医療提供体制、（3）監視体制の3つの具体的な数字から基準を策定。39県については、新規感染者数が直近1週間で10万人当たり0.5人未満に抑えられており、「徹底的なクラスター対策を講ずることで感染拡大を防止できるレベルまで抑え込むことができたと判断した」と述べた。 21日を目途に再判断、期限待たずに解除も 残りの8都道府県については、5月21日を目途に専門家が再評価し、可能な場合は緊急事態宣言の期限の5月31日を待たずに解除する方針。会見に同席した諮問委員会会長で、地域医療機能推進機構理事長の尾身茂氏は、首都圏や関西圏などについては、「人の動きが極めて多い所は、一体の単位として考えてほしいと申し上げた」と生活圏で判断すべきとの考えを示した。 また、尾身氏は解除基準について、「一番重要なの...