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トレーラーハウスで「かぜ症状外来」 - 新型コロナスペシャル座談会◆Vol.1

スペシャル企画 2020年5月15日 (金)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応は長期戦が予想される中、地域の開業の先生方はどう対応されているのか――。 国際医療福祉大学公衆衛生学教授で、厚労省の専門家会議、クラスター対策班で活躍する和田耕治氏からの一本のメール。それが今回の座談会のきっかけだ。COVID-19への対応は、地域の開業医にとっても身近な問題であり、公衆衛生と臨床の双方の立場が相互理解を深めることで、現場に立脚した政策提言やより良い臨床につながると、和田氏は期待する。 ゴールデン・ウイーク中のオンライン座談会にご出席いただいたのは、公衆衛生の立場からは、和田氏のほか、同じくクラスター対策班に籍を置く、神代和明氏。開業医の立場から、多摩ファミリークリニック(川崎市多摩区)院長で、日本プライマリ・ケア連合学会の副理事長を務める大橋博樹氏、マイファミリークリニック蒲郡(愛知県蒲郡市)院長の中山久仁子氏。司会は、和田氏とm3.com編集長・橋本が務めた(2020年5月5日に開催。全5回の連載。文中敬称略。文末に略歴を掲載)。 橋本 まず先生方、自己紹介からお願いします。 神代 (厚労省のクラスター対策班の中で...