1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 患者は3つに分類、不安への対応が課題 - 新型コロナスペシャル座談会◆Vol.2

患者は3つに分類、不安への対応が課題 - 新型コロナスペシャル座談会◆Vol.2

スペシャル企画 2020年5月18日 (月)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【新型コロナスペシャル座談会「臨床×公衆衛生」】※出席者は文末に掲載(5月5日にオンラインで実施。文中敬称略) Vol.1 トレーラーハウスで「かぜ症状外来」 Vol.2 患者は3つに分類、不安への対応が課題 Vol.3 看護師など職員の不安払拭「正確な情報がカギ」 Vol.4 今冬はインフル、風邪、コロナが混在…… Vol.5 「被害想定」を行い、第2、第3波への備えを 「いつまで会社を休めばいいか、不安の強い患者さんも」 橋本(司会) 今、テレビをはじめ、新型コロナ感染症の情報があふれている中で、先生方から見て、患者さんはどのくらい正しく情報を得ているとお考えでしょうか。患者さんの受け止め、不安感は。あるいは患者さんからよく受ける質問があれば、教えてください。 大橋(多摩ファミリークリニック) では私からお話しします。うちの患者さんの層は、3分の1ずつ分かれます。3分の1は、新型コロナ疑いが強く、あるいは低酸素で、「これは送らなくてはいけない」という人。次の3分の1は、まず違うけれど、本人自身が「不安で、不安で、仕方がない」という人。残りの3分の1かそれより少し多いくらいが、PCR...