【中国レポート】「4時間のうちに31 人の患者が入院！

エムスリーのグループ会社が中国で運営する医療者向け情報サイト「医脈通」に掲載された記事を転載します。本記事は4月14日付の掲載です。（作者：孙婷婷 武漢同济医院創傷外科、翻訳：児玉貴光（救急科専門医） 2020年2月1日午前2時53分、バスは漢口（武漢市の地域名）に到着した。解放大道に向かう途上、バスを除けば動いているのは点滅する信号機と私たちだけでした。 未明の街道を“静寂”と表現するのもどうかと思いますが、交通量が多かった頃がしみじみと思い返されました。以前は煙が嫌いでしたが、今となっては宝豊二路の入口にあった焼き肉屋さんの臭いすら懐かしく感じてしまいました。 2月13日は最前線の勤務12日目でしたが、その間に私は担当する病棟が3回も変わりました。アウトブレイクの拡大が早くても、私は理性を保ち仕事を続けました：しっかりと規則を守り、私は指示されたことを実行していました。 2月2日に泌尿器科病棟の看護師長から突然の電話があり、私はC8西病棟への異動を言い渡されました。アウトブレイク期間中の指示は絶対です。午後1時から午前0時まで病棟の設備確認、患者の入院受け入れから診療、業務の流れに...