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都、段階的休業要請緩和へ骨組みを発表

レポート 2020年5月15日 (金)  岩崎雅子(m3.com編集部)

東京都の小池百合子知事は5月15日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う休業要請等の解除や緩和について、緊急事態宣言の解除後に感染者数等を踏まえて段階的に解除する指針を示した「ロードマップ」の骨組みを発表した。今後、区市町村や業界団体等の意見を踏まえ、来週中にも具体的なロードマップの内容を示す方針。 1日当たり20人未満等の条件で ロードマップは、(1)感染状況、(2)医療提供体制、(3)モニタリング──の3本柱で、計7項目から成る。感染状況が(1)新規感染者1日当たり20人未満、(2)感染経路不明率が50%未満、(3)週単位の陽性者の増加比が1未満──の3点を満たしたときに、重症者数や入院患者数の医療提供体制、PCR検査の陽性率や受診相談件数のモニタリングを総合的に判断し、緩和を行う。 政府の宣言解除の基準である「直近1週間の10万人対の新規感染者数が0.5人未満」と照らし合わせると、東京都の人口約1400万人では1週間で70人未満(1日10人未満)となり、東京都の示す1日20人未満と開きがある。。小池知事はこの点について、「(ロードマップは)...