1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 専門研修での新型コロナ対応、6月上旬に方針決定

専門研修での新型コロナ対応、6月上旬に方針決定

レポート 2020年5月18日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構理事長の寺本民生氏は5月18日の定例記者会見で、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、専門研修自体が正常に行われていない状態にある」と認めた上で、その対応方針を6月9日に開催予定の基本領域の学会等で構成する基本領域連絡委員会で議論すると説明した。 COVID-19の影響で、サブスペシャルティ領域の研修プログラムの整備作業が遅れることから、2021年4月からは、各学会が現行で実施しているサブスペ領域の研修を開始。その後に日本専門医機構のサブスペ領域として追認する形で進める方針。 寺本理事長は、4月28日から専門医共通講習e-ラーニングを開始したことも説明。現在単位取得可能なカテゴリーは「医療安全」。今後、「医療倫理」「感染対策」を追加する。1講習の費用は3000円(税別)。各学会が学術集会等で開催する共通講習に代えることが可能だ。 その他、臨床研修と同様に、専門研修についても、「研究者枠」を設けるべきとの案が出て、ワーキンググループを立ち上げて検討を開始したことも報告した。2021年度の専攻医募集の際には、「研究者枠」を設定する予定で検討を進める。 「専門...