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第二次補正予算に7兆円超の医療関係費を要望、日医

レポート 2020年5月21日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会会長の横倉義武氏は5月20日の定例記者会見で、5月18日に安倍晋三内閣総理大臣、萩生田光一文部科学大臣、加藤勝信厚生労働大臣らと面会し、第二次補正予算に向けた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応に当たる医療機関への支援を要望したと説明した。空床発生等に伴う支援や危険手当、PCR検査の拡充等の5本柱で、計約7兆5213億円に上る。 定例記者会見で話す日本医師会会長の横倉義武氏 面会は全国医学部長病院長会議(AJMC)らとともに行い、外来・入院患者の減少に伴う2020年度末の各大学病院の損失が計約5000億円に上るほか、COVID-19患者の受け入れ病院では重症者1人当たり400万円の補助がないと運営できないなどの試算を報告、窮状を訴えた。5月1日には四病院団体協議会とも加藤厚労相に補正予算に関する申し入れを行っている。 横倉氏は、出身の福岡県医師会が毎月実施している診療報酬請求額の調査の結果、診療所では4月分は最大で35%の減少、特に小児科、耳鼻科で31%以上の減少が見られたと説明。「4月の診療報酬が入金される6月以降の医療機関に重大な影響が及ぶ」と警鐘を鳴らし、医...