医療体制整備費「第2次補正予算で大幅に積み増し」

西村康稔経済再生担当相は5月25日の衆院議院運営委員会で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大に伴う緊急事態宣言について、「全国で実施する必要が無くなったと認められることから、緊急事態解除宣言を行いたい」と報告した。また、医療提供体制の整備に関して、「第2次補正予算で大幅に積み増しを考えている」と述べた。国民民主党の谷田川元氏や、公明党の佐藤英道氏、共産党の塩川鉄也氏の質問に答えた。 衆院議運委では、谷田川氏が「第1次補正予算で計上された新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の1490億円では全く足りない。第2次補正予算では大規模に計上することが重要ではないか」と質問したほか、塩川氏が「受診抑制による減収で医療機関は6月にも経営破綻しかねない。昨年比の減収分に対して補償が必要。診療報酬の増額では減収分の補てんにならず、足りないのではないか」と述べるなど、医療機関への経済的支援を求める質問が相次いだ。 これに対し西川担当相は、「小さな流行が起こりかけた時に探知するPCR検査体制を整えること、大きな波になったとしても医療をしっかり提供することが重要」と強調し、「診療報...