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「医療機関減収分、全額補填を」保団連

レポート 2020年5月25日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

全国保険医団体連合会は5月25日に記者会見し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、86.5%の医科医療機関で保険診療収入が減少したなどとするアンケート結果を発表するとともに「医療機関が経営破綻を起こさないよう、減収分を全額補填すること」などを訴えた。会長の住江憲勇氏は、「4月分のレセプトは6月の支払いなので、6月以降の資金繰りに大きな影響及ぼす。ショートの危険すらある」と述べた。 住江氏(中央)、歯科代表の宇佐美宏氏(右から2人目)ら アンケートは医科が23都道府県、歯科が21都道府県の保険医協会、医会を通じて4月30日から実施。今回は5月14日までに集まった3684件(医科病院204件、無床診療所1698件、有床診療所118件、、歯科1664件)分の速報値で、最終結果は6月中旬に発表する予定。 医科の保険診療収入は今年4月を昨年4月と比較して「減った」が86.5%、「増えた」が1.6%、「変化なし」が7.1%。「減った」のうち、減少割合は30%未満が64.4%、30%以上50%未満が19.5%、50%以上70%未満が5.4%、70%以上が1.2%。外来患者数は「...