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2兆2370億円の緊急包括支援交付金、「日医の主張、ほぼ通った」

レポート 2020年5月27日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は、5月27日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、2兆2370億円の緊急包括支援交付金をはじめ、約3兆円の医療支援を含めた政府の2020年度第2次補正予算案の閣議決定を踏まえ、「日医が主張してきたことがほぼ通った」と評価した。 第2次補正予算案について説明する、日医会長の横倉義武氏。 緊急包括支援交付金のうち、医療が約1兆6279億円で、第1次補正予算1490億円の10倍以上になったことなどから、「厳しい国家財政の中で、手当てをいただいた」と述べ、「次の流行に備えて対応していく。また平時の疾病についても、できるだけ早く復活していくためにも、この第2次補正で医療支援を行ってもらったことはありがたい」との受け止めを示した。予算案の国会成立後、速やかな交付を求め、第2波、第3波に備え、医療提供体制を整えていく必要性を強調した。 第1次補正予算の成立は4月30日であり、続く第2次補正予算案が閣議決定したことについて、横倉会長は、「これだけスピード感をもってなされたのは、大学病院の収入が大きく落ち込んだことが大きい」と見る。日医は、...