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地域医療構想のスケジュール「骨太で提示」、中川日医副会長

レポート 2020年5月27日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の中川俊男氏は5月27日の定例記者会見で、地域医療構想の今後のスケジュールについて、この7月の「骨太の方針2020」で提示される予定であるとし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続く中、「地域医療構想については、拙速に結論を出すということではない」と丁寧な議論を求めた。 さらに中川副会長は、「これまでの検討で欠落していたことがある」と認め、次のように続けた。「病床の機能分化・連携において今回のような新興・再興感染症に対する備えが全くなかった。地域医療構想は医療計画の一部であり、医療計画の5疾病5事業を、5疾病6事業にしてはどうかと、厚労省医政局地域医療計画課に提案している」(『医療計画、新興感染症への備えが欠落していた - 中川俊男・日医副会長に聞く』を参照)。 日医副会長の中川俊男氏 医療計画への記載は、病床に関する事項以外にも多岐にわたる。「マスク、個人防護具、人工呼吸器、ECMOなどの医療機器、医療材料の備蓄を都道府県単位でどうするかということも含めて、医療法改正に向けて整理をしてはどうかとお願いしている」。中川副会長はこう説明し、第7次医療計画...