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横倉日医会長4期8年で勇退、中川副会長に禅譲の意向

レポート 2020年5月28日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は5月27日、4期8年務めた同職を今期限りで勇退し、中川俊男副会長に禅譲する意向を固めた。同日に関係者に伝えた。2019年8月の九州医師会連合会(九医連)の定例委員総会で、5選に向けた推薦を受けていたが、地元関係者には来週末の九医連会合などの場で正式に伝える見通し。 日医役員選挙は2年に1回、今年が改選年で6月1日に公示、6月27日の日医代議員会で投開票が行われる。中川副会長は立候補予定であると見られ、現時点で他に出馬表明している医師はいない。 日医会長の横倉義武氏(5月27日の定例記者会見にて) 横倉会長は福岡県医師会会長を経て、2010年から日医副会長、2012年から現職。2017年10月から1年間は世界医師会会長を務めた。2012年の会長選挙は、当時の日医会長の原中勝征氏、京都府医師会会長の森洋一氏の3氏で激しい選挙戦を繰り広げ、当時日医副会長だった横倉氏が当選を果たした(『日本医師会・会長選挙2012』を参照)。以降、2014年の会長選挙は無投票、2016年と2018年では対抗馬がいたものの、圧倒的な強さで当選を重ねてきた。 安倍晋三首相をはじめ、自民...