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西浦教授の特別講義「入国制限緩和のリスク、シミュレーション」

レポート 2020年6月2日 (火)  まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する緊急事態宣言が5月25日、最後まで残った5都道県で解除された。全国各地で休業、休校要請が段階的に緩和され、「新しい生活様式」の中で、いかにCOVID-19をコントロールするか、その試行錯誤が当面続く。 そんな中、6月に感染拡大の最大のリスクとして浮上しているのが、飛行機などの運航再開だ。南半球など、まだ流行拡大のフェーズにある地域は多く、安易な国際移動は日本での感染拡大を招きかねない――。そう懸念するのは、北海道大学大学院医学研究院社会医学分野衛生学教授の西浦博氏だ。 そこでm3.comでは、西浦氏と、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にも参加し、水際対策に積極的に発言している国際医療福祉大学公衆衛生学教授の和田耕治氏の対談を企画した。Vol.1では、数理モデルに基づく国際移動のリスクについてのシミュレーションについての「特別講義」を、Vol.2では、2人の対談をお届けする(2020年5月30日に対談を実施。全2回の連載)。 1.バックグラウンド (1)日本の流行状況 このあと日本で大規模な流行になるかどうかですが、海外からの感染...