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診療所経営、PCR検査委託で壊滅状況から脱却

オピニオン 2020年6月7日 (日)  木川英(川越救急クリニック副院長)

5月も終わり、全国の緊急事態宣言も解除され、「普通の」6月になるのか、はたまた数週間後には再び「異常な」夏になるのか、まだ分かりませんが、新時代へ大きな一歩を踏み出したことには間違いはありません。 しかし、今後の世界は「withコロナ時代」で回っていくことにも疑いの余地はありません。どうしても、ここから切り離して考えていくのは全世界の人類の思考的に無理な感じがしますので、今回も新型コロナウイルスの話題を続けようと思います(散々飽きたと言いながら、すみません)。 前回のアンケート、回答してくださり、ありがとうございました。 お勤めの医療機関の医業収入は? 医療機関自体の収入に関しましては、増収になった所はあまりなさそうというのは、実感と同じでしたね。開業医の皆様は、やはり自分たちの生活に直結しますし、私自身もそうですが体感として減っていることをひしひしと感じる3月と4月でした。 当クリニックでは、ゴールデンウイーク辺りから、新型コロナウイルス感染症のPCR検査を保健所から委託されて実施することになりました。そのため院内感染のリスクは大きく抱えながらも、壊滅的な経営状況からは脱却することが...