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「今、会長を代えるべきではない」と批判受け、一転5選出馬へ

レポート 2020年6月1日 (月)  小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会の横倉義武会長は6月1日、福岡市内の福岡県医師会館で記者会見を開き、自身の4期目の任期満了に伴う会長選(6月1日公示、27日投開票)に5選を目指して出馬する意向を表明した。横倉氏は一時、今期限りで勇退する意向を固めていたが、「今、会長を代えるべきではないと強い批判を受けた」とし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応が続く中での体制継続の重要性を強調した(『日医会長選挙、5期目指す横倉会長、中川副会長が出馬へ』を参照)。 出馬を表明する横倉氏 横倉氏は、年齢などを理由に「そろそろ引退したいと思っていた」とした上で、COVID-19対応が長期化する中、医療機関の経営が厳しくなっていることなどを挙げ、「今、医療界は疲弊しており、国民の不安感もまだ強い。そんな時に、医療界の中心である日医のトップが代わるとは何事かと言われた。これは『もういっぺんがんばらないといけない』と思い直した」と、ここ数日の心境の変化について明かした。 5期目における中長期的な課題として「アフターコロナの医療」にも触れ、「ある程度沈静化した後、医療の在り方も変わるだろう。何を取り込んで、何を変えて...