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2度目の緊急事態宣言、医師の71%が「年内」と予測

レポート 2020年6月4日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

初めて発出された緊急事態宣言が5月25日、全面的に解除された。発出されていた1カ月半の間に、新規感染者数は減少し、医療提供体制にも余裕が生まれたとされている。医師会員への調査では、緊急事態宣言の効果について、47.1%が「大いにあった」、45.2%が「多少はあったが、強制力や期間が不十分」と回答。ほとんどの医師が効果はあったと評価する一方で、効果が十分だったかどうかは意見が分かれた。第2波への懸念は根強く、23.6%が「夏のうち」、47.8%が「今年中」に宣言が再び発出されると予測した。 Q 5月25日で緊急事態宣言を全面的に解除したことをどう評価しますか。 緊急事態宣言の解除の時期については、「適切」との評価が49.4%を占め、最多だった。「早すぎる」との声も35.4%に上った。 Q 緊急事態宣言は感染拡大防止に効果があったと思いますか。 「大いに効果があった」「多少の効果はあったが、強制力や期間の長さが不十分」が拮抗。外出自粛などの要請に罰則がなく、政府による休業要請に対する直接的な補償もないため、効果を疑問視する声も少なくなかった。 Q 今後、第2波の到来によって国内で再び緊急事...