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中川氏、日医会長選出馬「横倉執行部の本流としてしっかり継承」

レポート 2020年6月1日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の中川俊男氏は6月1日、都内で記者会見を開き、任期満了に伴う日医会長選挙への出馬を表明した。「私は横倉執行部の本流として、横倉会長の路線をしっかりと継承し、さらにリニューアル、政策的にはブラッシュアップし、最大限の強化を図っていきたい」と強い決意を語った。日医の常任理事、副会長を合わせ計14年間務めた中川氏は、その経験を生かしていくと強調するとともに、「自分の出番が必ず来るという思いで努力して、今日に至っている」と会長職への意欲を鮮明にした。 都内で記者会見し、日医会長選挙への出馬表明をする、中川俊男氏。 「横倉氏との違いをどのようにアピールしていくのか」と問われると、中川氏は「横倉会長の後継者」と繰り返し、「路線対立があるわけではない。リニューアル、ブラッシュアップし、スピード感、パワーを今以上につけたい」と従来路線を維持しつつ、変革する方針を説明した。 今回の日医会長選挙は、スタート時から混乱。現職の日医会長の横倉義武氏が、いったんは勇退、禅譲する意思を固めたものの、翻意し、1日に出馬表明したからだ(『「今、会長を代えるべきではない」と批判、一転5選出馬へ』)。中川...