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「東京アラート」発動、感染者増加傾向

レポート 2020年6月3日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

東京都は6月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者数が再び増加傾向を示したことを受け、警報「東京アラート」を発動した。2日夜に開いた東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議後、会見した小池百合子知事は「東京アラートは感染状況を都民に的確に知ってもらうものだ。これを機会に改めて十分注意していただきたい」と呼びかけた(資料は、東京都のホームページ)。 5月22日に発表した「ロードマップ」では、(1)1日の新規感染者数20人、(2)新規陽性者における接触歴等不明率50%、(3)週単位の陽性者増加比1――という3つの基準を1つ以上上回れば東京アラートを発動するとしており、6月2日の感染者数は34人で5月14日以来の30人超えとなり、接触歴等不明率はちょうど50%、週単位の陽性者増加比は2.15。2日の34人には武蔵野中央病院(小金井市)での集団感染の他、新宿のいわゆる「夜の街」での感染者が多数含まれた。 6月1日にロードマップによる休業要請緩和の「ステップ2」に移行し、都内でさまざまな施設が営業を始めた直後のアラートとなったが、小池知事はステップ1に直ちに戻すわけではないと強...