「専門家会議の役割、来週にも整理を」釜萢日医常任理事

日本医師会常任理事で政府の諮問委員会、専門家会議の構成員を務める釜萢敏氏は6月3日の定例記者会見で、次回の専門家会議で「政府と専門家会議の役割について来週ぐらいに整理すると思う」と述べた。 定例記者会見で話す日医常任理事の釜萢敏氏 新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の専門家会議は「新型コロナウイルス感染症対策本部の下、対策について医学的な見地から助言等を行う組織」とされているが、それ以上の詳しい役割の説明は現在まで行われておらず、立ち位置が不明瞭との指摘がある。釜萢氏は来週予定の整理について、「役割についてこうあるべきだとまとめるのではないか」と説明。その後の専門家会議のスケジュールは政府から提示されていないといい、「構成員がこのまま続けるかは分からない」と述べた。 また、6月2日に事務連絡で保険適用となった唾液でのPCR検査について、「唾液採取は検体採取としては感染の危険がだいぶ軽減されるので、より幅広い医療機関でPCR検査の実施が可能になる」と期待を示した。実施可能医療機関が増えることに伴い、「医師会が仲介して集合契約を行えば、医療機関の負担を軽減することも可能になる」と...