非感染症医が長崎クルーズ船のコロナ対応現場に参加して - ジャパンハート・大江将史氏に聞く
インタビュー
2020年6月7日 (日)
聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
国際医療NGO「ジャパンハート」で、長期ボランティア医師としてミャンマーで働いている大江将史氏は5月、長崎県に停泊していた大型クルーズ客船「コスタ・アトランチカ」の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者対応に携わった。非感染症医がCOVID-19に携わった経験を語っていただいた(2020年5月28日にオンラインでインタビュー。コスタ・アトランチカは5月31日に出航) ――4月20日に長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中の「コスタ・アトランチカ」で新型コロナウイルスの集団感染が確認されました。大江先生はどのような経緯で関わるようになったのでしょうか。 私は7年目の総合診療医で、ジャパンハートで長期ボランティア医師としてミャンマーで働いています(活動の様子は『ミャンマーにおける「がん検診プロジェクト」Health Check-up for 4とは?』)。新型コロナの影響で、現地でも手術活動が止まってしまい、ミャンマーに残っても医師としてできることが少なかったため帰国することになりました。3月31日にバンコク経由でミャンマーから帰国しましたが、飛行機もどんどん休止していて、...
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