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スウェーデンで高齢者の死亡者数が増えた背景-カロリンスカ大学病院泌尿器外科・宮川絢子氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2020年6月11日 (木)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

第1回のインタビューはこちら⇒『日本人医師が見たスウェーデンの新型コロナ対策 -カロリンスカ大学病院泌尿器外科・宮川絢子氏に聞く◆Vol.1』 ――本インタビュー時点(6月4日)で、スウェーデンの感染者数は約4万人、死者は約4500人となっています。検査体制や感染者への対応はどのようになっているのでしょうか。 PCR検査数は増やしていて、1週間に10万件の検査をするキャパシテイーがあると言われています。それでも当初から入院を検討する状態の人に絞って検査を行っていたので、実際の感染者数はもっと多いと思います(現時点では、上気道症状のある全ての人にPCR検査を行うこととなりました)。一方で、死亡者数についてはスウェーデンの統計は世界的にも質の高いもので、他国よりは漏れは少ないと思います。 一般の人は、軽度の症状であれば家にいるのが基本です。医療者については途中から症状があれば、PCR検査をするようになりました。陽性でなくても、症状があれば出勤はしませんが、日本のように家族が感染したから出勤をしないということはありません。 医療のキャパシテイーを増やす準備は非常に良くできたと思いますし、IC...