1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 医療従事者5850人抗体検査、陽性率は1.79%

医療従事者5850人抗体検査、陽性率は1.79%

レポート 2020年6月10日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

ソフトバンクグループは6月9日、グループ各社従業員や医療従事者ら計4万4066人を対象に実施した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗体検査結果の速報値を公表した。医療従事者5850人のうち105人が陽性となり、陽性率は1.79%だった。職種別では、受付・事務等が2.0%、医師が1.9%、看護師が1.7%などの順だった。全体では191人が陽性となり、陽性率は0.43%。医療従事者を除くと0.15%と下がる。PCR検査の結果が陰性でも、抗体検査で陽性となった例もあった。 検査はグループ内の感染状況を把握するとともに、社会貢献などのために、医療機関や取引先を対象とし、2020年5月12日~6月8日に実施した。検査にはINNOVITA社とOrient Gene社の迅速検査キットを使った。結果は動画と資料で公表している。 全国539施設が参加した医療従事者の陽性率を都道府県別(検査件数100件以上)に見ると、最も高いのが東京都の3.1%で、千葉県(2.8%)、広島県(2.2%)、大阪府(2.2%)、北海道(2.0%)、京都府(1.9%)、福岡県(1.9%)、兵庫県(1.7%)と続いた。...