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中川氏が猪口全日病会長と会見、「病診一体で活動し、対立構造回避」

レポート 2020年6月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長選挙に出馬した日医副会長の中川俊男氏は、副会長候補として推薦した全日本病院協会会長の猪口雄二氏とともに6月10日、都内で会見、「全国の診療所、病院はその地域、地域で、切れ目なく医療を守っている。医師の代表である日本医師会として、名実ともに診療所、病院一体となって活動するため、猪口先生の力が必要だと考えた」と推薦理由を説明した。 都内で会見する中川俊男氏(右)と、猪口雄二氏(左) 猪口氏を推薦したのは、第一に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応のため。第二に「新しい強い医師会」を作り、政界等との交渉の場で、診療所と病院の分断、対立構造に持ち込まれることを回避するのが狙いだという。 猪口氏は、現職で5期目を目指す横倉義武氏について、「尊敬しており、それは今も、これからも変わらない。決して横倉先生と対峙するつもりはない」と述べ、また自身のルーツは全日病にあるとし、「立場が変わっても、全日病を投げ出すことは決してない」とも断った上で、推薦を受けた理由について、COVID-19で医療機関の経営が大きな打撃を受けており、その影響が今後も続くことを説明しつつ、次のように語っ...